2023稚内カップ4

稚内みどりCHALLENGE CUP 2023」4日目(最終日)
https://wmcc.w-curling.org/

 

【男子】

<決勝>
TM軽井沢(100万円)9-6 札幌国際大学(50万円)

<3位決定戦>
SC軽井沢クラブ(15万円)8-4 ロコ・ドラーゴ(7万円)


【女子】

<決勝>
フォルティウス(100万円)8-3 札幌協会(50万円)

<3位決定戦>
ロコ・ステラ(15万円)7-2 STRAHL(7万円)


カッコ内は賞金です。

女子決勝は大差のようにも見えますが、フォルティウスのペースではありながら札幌協会も食い下がり、第6エンドで3-4と1点差まで追い上げていました。
第7エンドでフォルティウスが一挙4点取り、そこでコンシードとなりました。

 

2週連続優勝のフォルティウスの好ショットを紹介してもつまらないので(ファンの方すみません)、印象に残った札幌協会の1投を。

4-2とフォルティウスがリードして迎えた第6エンド、しかも有利な後攻はフォルティウスです。
図は、札幌協会(赤)の最終投。

 


敦賀選手は、3時方向の黄を踏み台に、シューター(投げた石)をハウス中央に送り込みました。
ガードやハウス内の他の石の配置から、狙うのが難しい位置に。

フォルティウスは最終投で11時方向の石を飛ばす作戦に出ましたが、やはり赤のNo.1には飛ばず、札幌協会が1点スチールしました。

 

この札幌協会、急造チームなんですよね。
新型コロナの感染者が複数出た北海道銀行(リラーズ)のうち無事な2人(伊藤彩未・中島未琴両選手)と、元STRAHLの安井涼音選手、それに、まだ高校生(のはず)の敦賀心羽子選手。


敦賀選手は、たしか「crown」というチームでもスキップをしていたと思うし、南郁慧選手と組んでミックスダブルスもやっている選手ですが、自分より年上の選手たちと臨時のチームを組み、スキップ(フォース)としてここまで活躍するとは。

 

まあ、リラーズも、以前のSTRAHLも札幌のチームで、crownも含めて顔見知り以上の関係ではあっただろうと思いますが、そして他のチームも体調不良者が出たり、中には3人で競技していたりもしていましたが、それでも準優勝は立派。

 

なお、他のメンバーも頑張ったと思います。
バイススキップ(兼サード)の伊藤選手は、最近はリラーズではフィフスのことが多いようですが、今回、若いスキップの才能を生かすよう働いたとしたら、(リラーズのチーム事情はあるのだろうとは思いますが)ちょっともったいないかな。