総選挙のこと

社会保障審議会(介護給付費分科会など)の議論も書かなければならない、とは思うのですが、
まずは総選挙のこと。

先月の衆議院選挙は、与野党ともツッコミどころはいろいろあったと思いますが、
私が全面的に(あるいは大部分)支持できるような政策を打ち出した政党はありませんでした。

まあ、いつものことですが(苦笑)

争点らしきものとなったひとつに消費税の問題がありますが、
私はさっさと法律の予定どおり税率を上げて、その代わり諸外国同様のインボイス(伝票方式)にして、
消費税自身の透明化と、波及効果としての法人税所得税などの不正(脱税)を減らすべきと考えています。

そういう観点からは、消費税率上げに反対(あるいは慎重)の野党は全て落第点。
(ただし、税率は凍結したままインボイス化は進める、という公約なら及第点。)

それなら与党は合格点かといえば、消費税増収分の一部を幼児教育無償化に、などということを言い出したので、これも疑問。
そもそも保育所認定こども園の待機児童の問題で困っている地域が多いのに、
それを解消せずに無償化したとしても、実際に利用できない人には恩恵はありません。

あと、今回、少なくとも全国的には争点となっていないことについて、もっと各党から主張してほしかった。
東日本大震災を含めた災害復興や防災の問題
介護保険の軽度者向けサービスのあり方 等

このうち、後者については、私が3年前に書いた記事から引用しておきます。

私は、少なくとも、介護予防訪問介護と介護予防通所介護とを介護保険本体から切り離す動きに対しては明確に反対です。
(これまで、いろいろ書いてきたとおりです。)

国政にはさまざまな課題があって、
医療や介護分野だけで投票行動を決めるというわけにはいかないのは認識していますが、
(だから自公両党に投票する、という意味でもありませんが)
それでも、
自民党公明党がこの法案に賛成した
という事実は、ここに記録しておこうと思います。
(2014/6/18(水) 午後 11:13)
https://blogs.yahoo.co.jp/jukeizukoubou/33208316.html