共用部分の掃除

ひさびさ、ネット上の話題から取材(ただし、状況設定は少し変えてあります)。


Q:要介護者以外の家族も使うスペース(共用部分)の掃除は、どんな理由があったとしても生活援助としては算定できないのか?

A:同居家族が障害、疾病、その他同様のやむを得ない事情により家事が困難な場合には、要介護者にとって必要な生活援助は算定可能です。そのサービスにより同居家族も利益を受けるかどうかということは、直接は関係ありません。(※)
 一方、そのような事情がない場合には、共用部分でなく専ら要介護者が使用するスペースの掃除であったとしても、生活援助の算定はできません。


訪問介護の報酬告示>
注3 ロについては、単身の世帯に属する利用者又は家族若しくは親族(以下「家族等」という。)と同居している利用者であって、当該家族等の障害、疾病等の理由により、当該利用者又は当該家族等が家事を行うことが困難であるものに対して、生活援助(調理、洗濯、掃除等の家事の援助であって、これを受けなければ日常生活を営むのに支障が生ずる介護保険法(平成9年法律第123号。以下「法」という。)第8条第2項に規定する居宅要介護者に対して行われるものをいう。)が中心である指定訪問介護を行った場合に所定単位数を算定する。

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 注3において「生活援助中心型」の単位を算定することができる場合として「利用者が一人暮らしであるか又は家族等が障害、疾病等のため、利用者や家族等が家事を行うことが困難な場合」とされたが、これは、障害、疾病のほか、障害、疾病がない場合であっても、同様のやむを得ない事情により、家事が困難な場合をいうものであること。
 なお、居宅サービス計画に生活援助中心型の訪問介護を位置付ける場合には、居宅サービス計画書に生活援助中心型の算定理由その他やむを得ない事情の内容について記載するとともに、生活全般の解決すべき課題に対応して、その解決に必要であって最適なサービスの内容とその方針を明確に記載する必要がある。


※参考記事
「反射的利益」で考えてみる
http://blogs.yahoo.co.jp/jukeizukoubou/30185140.html

要介護者夫婦の生活援助
http://blogs.yahoo.co.jp/jukeizukoubou/29987866.html