先日、地上波で『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が放送されていました。
懐かしい。
2012年の公開か。もう12年?
この作品では、終盤にバスで現場に突っ込んだ恩田すみれの身体が透き通って見える場面があり、実はバスが横転したときに死んでいたのではないか、という推測があります。
そのあと、青島俊作と抱き合って会話しているのは、彼女の幽霊である、というような。
実際、これ以降の作品には彼女は登場していないということもあって。
現在公開中の劇場版では、彼女の消息が語られているという情報もありますが、それは(観てないので)考慮せず、「THE FINAL」だけを見直して考えることにします。
録画を何度か見直しましたが、やはり彼女がバスから抜け出たあたりのシーンでは、身体が透き通っているように見えます。
ただ、それは一瞬で、青島が助けに来たときには、しっかり抱き締めることはできていました。
一般的には、幽霊は生身の人間では接触することができず、腕が通り抜けたりするような気がしますが、それは作品世界の設定で異なるのかもしれません。
私が決め手としたのは、その後のストーリーの展開で、青島や他の主要登場人物に、すみれを失ったような影が見えないこと、です。
すみれは、以前からあった銃撃の後遺症などもあって、あるいは警察を退職したかもしれませんが(刑事以外の仕事に異動という手も)、生命は失っておらず、東京も離れるには至ってないように思えます。
可能性のひとつとして、やはり青島と結婚したのではないか、と。
そうすると、エンドロールの「唐揚げ屋夫妻」の別バージョンとも符合するように思います。
まあ、見る人の判断に任せるというようなことを監督が発言していたという情報もあるので、私は生存説を取ります。
それにしても、調べ直したら、最初のTVシリーズは1997年1月から3月までの1クールだけだったんですね。
もっと長い期間見ていたような気がしていました。
TVシリーズの最終回で、青島は交番勤務に戻るのですが、そこでもおばあちゃん(実はただの老婦人ではなかった)と再会したり、腐らずに仕事をしていることがうかがえます。
青島刑事ほどダイナミックではありませんが、私も希望どおりの仕事が続けられずに異動させられたり、また元の分野に戻れたり、というようなことがありました。
『踊る大捜査線』の舞台はフィクションであり、実際の警視庁や警察組織と同じではありませんが、まあ、公務員といえどいろいろあって、自分の能力や実績とは直接関係ないところで運命が動くということはあります。
たとえば兵庫県職員のみなさんも、誹謗中傷が気になったり、新しい体制に不安が募ったり、いろいろ大変かと思います。
でも、どんな組織でも、青島のような人物、室井に似た人物はいるだろうとも思います。
先の知事選で、斎藤氏は45%余の得票を得ましたが、その全てが職員を批判しているわけではないでしょう。
「斎藤さんも悪かったけど、実績はあるし、反省しているのなら今回は入れとこうか」ぐらいの人もいたでしょう。
ちなみに、棄権した人も含めた全有権者に対する比率では、
斎藤氏:25.0%、稲村氏:21.9%、清水氏:5.8%、大澤氏:1.7%(立花氏以下は略)
棄権・無効票等:44.8%
です。投票行動としては、棄権等が実はNo.1。う~ん、それはそれで・・・
ともかく、あなたがたの仕事ぶりを評価している人は、少なくないと思います。