【スクープ】齋藤元彦事件「優勝パレード協賛金キックバック疑惑」渦中の信金理事長が実名告発「前知事を陥れようとする思惑が…」
現代ビジネス 11/8(金) 6:05配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/82a1e62a56dce4081c86e56a234ada030ab9b9bc
以下、「キックバック」関係分だけ抜粋します。
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編集部は、齋藤氏が関与したと言われている昨年の阪神・オリックスの優勝パレードをめぐる「協賛金キックバック疑惑」について、片山安孝前副知事や疑惑をかけられた信用金庫理事長に実名で独占インタビューを行い、真相に迫った。
「事実無根、名誉毀損です」
「亡くなった元県民局長の告発文には弊信金の名前が入っていて、さも優勝パレードの協賛金の見返りに補助金を還流させる『幹事役』を引き受けたかのようなことが書かれていますが、事実無根であり、名誉毀損も甚だしいです」
こう憤るのは、兵庫県加古川市に本拠を置く地元信用金庫、但陽(たんよう)信用金庫の桑田純一郎理事長だ。
問題になっているのは、パレードの協賛金集めに困った片山前副知事が、但陽信用金庫を含む県内11の信用金庫に協賛金の拠出を依頼し、その見返りに補助金を増額したうえでキックバックしたという疑惑だ。齋藤氏が「公金から協賛金は拠出しない」という方針を決めたことで、片山氏以下県庁職員にプレッシャーがかかり、不正が起きたのではないかと批判された。
しかし、これについて協賛金を取りまとめた桑田氏は「片山さんからキックバックの計画を持ちかけられたことも、具体的な金額の提示を受けたこともない」とし、以下のように話す。
「協賛金の依頼に片山前副知事が訪れたのは、パレードの2日前の昨年11月21日でした。片山さんからは『パレードの協賛金の集まりが悪い』ということで、弊信金を含めて県内の11の信用金庫から拠出してもらえないかという話がありました。
金額については、私のほうから先に『合計で2000万円くらいなら十分ですか?』と提示し、片山さんが『それなら助かります』ということで了承して、私も他の信用金庫にお願いしました。金額について触れたのは私が先で、片山さんからではないということははっきり申し上げます。
キックバックの話にしても、片山さんからそんな計画を持ちかけられたこともないし、もし持ちかけられたら一蹴しています。大体、常識的に考えて、弊信金も含めた11の信用金庫が揃って一斉に刑事責任を問われるような不正に加担するなんて、ありえません。
パレードの協賛金は、単に地域貢献をモットーとする信金の役割として拠出したのであって、何らかの見返りを求めたものではありません。それは協力してくれた他の信金も同じでしょう。
一連の報道は、協賛金と補助金という本来まったく別の話を無理やり関連づけて、齋藤さんなり片山さんなりを陥れようとする思惑が働いているように見えて仕方ありません」
(引用ここまで)
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この記事について、前記事までに触れた維新系の上山信一氏が「エキスパート」としてコメントしています。
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解説 キックバック疑惑も冤罪と分かった。信用金庫の当事者の証言がでた。怪文書にあった項目はどれも事実と実証されない。議員発でマスコミが騒ぎにした「姫路の浴衣事件」「スキーウェアおねだり事件」も地元の関係者が否定した。改革に反対する勢力は総力戦でおねだりやパワハラをでっち上げたが、今になって全てブーメランとなって不祥事情報を捏造した者の信用を失墜させている。百条委は斎藤前知事の有利になるおそれのある副知事証言を隠蔽していることも分かった。音声データがネット上に流出した。秘密会で開催し内容を対外秘にしたはずだった。百条委は秘密保持すらできていない状態と分かった。どれもこれも見え透いた知事を陥れようとする疑惑である。井戸県政時代の既得権益が随所に行き渡っているのだろう。斎藤氏の今回の冤罪&復活劇は荒療治ではある、しかしそこまでしないと正常化できない兵庫の政治の姿を映しだしている、
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「キックバック疑惑も冤罪と分かった。信用金庫の当事者の証言がでた。」
と堂々と書いていますが、「キックバック事件」の一方の当事者が否定しただけでしょ?
これが正しい可能性もあるし、偽証の可能性もある。
仮に「キックバック」があったとしても、背任等に問われる可能性のある当事者が、正直に話すとは限りません。
この10月24日に秘密会として行われた調査は、知事選への影響等を考慮して県議会側からは公表していないのではないですか?
本件に限らず、知事選後に公表するとしている案件は複数あるようなので、それから論じるのが適切だと思うのですが。
(あるいは、他の証言の確認等、さらに調査を進める可能性もあります。)
私も本件は事実であっても立件するのは容易ではないと考えていますが、この記事で「冤罪」と断定するのは無理だと思います。
「百条委は斎藤前知事の有利になるおそれのある副知事証言を隠蔽していることも分かった。音声データがネット上に流出した。」
つまり、違法に流出されたデータとやらを根拠に論じているのですかね?
百条委の出席議員が漏らすのは、「兵庫県議会の保有する個人情報の保護に関する条例」等の違反ですよね?
(雇用者ではなく、公益通報には当たらない。)
あと、知事選中のこの時期にインタビューして報道した「現代ビジネス」も、何かの意図があったのか、疑問に思います。
で、もし報道機関の使命として、とかいうのなら、特定の当事者の言い分だけを載せるのも、適切さを欠くのではないでしょうか。