維新系識者?のコメント2

で、その維新系の「有識者」らしい上山氏が、他にどんな記事にコメントを寄せているかというと

 

兵庫県・斎藤前知事を今さら支持する人々の素性 “ヤラセ疑惑”の動画の真相は?
デイリー新潮 11/6(水) 6:06配信
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「以来、斎藤氏が一人で辻立ちを始めると、SNSには“斎藤さんは悪いことをしていない”や“改革を続けてくれ”といった応援の投稿が溢れ、各地の辻立ちでも人だかりができるように。草の根での支援の輪が徐々に広がっています」(地元メディア関係者)
(略)
 そして今、SNSで話題となっているのが、その有力者の一人で「斎藤陣営の選挙参謀」兼「フィクサー」と評されるコンサル会社経営者のA氏が斎藤氏と一緒に映る“神動画”の存在だ。
 動画は、高齢女性が斎藤氏に歩み寄り、県からもらった「百寿」を祝う記念品を手に感謝の言葉を述べるというもの。斎藤氏も腰をかがめ、女性の手を握り締めるなど心温まる“奇跡の瞬間”を捉えたものだが、
「動画内でAさんが100歳の女性に付き添う婦人に対し、斎藤氏の存在を知らせる様子が一瞬映り込み、“ヤラセ動画”を指摘する声が上がっています」(前出の関係者)
 真相を確かめるためA氏に話を聞くと、こう答えた。
「斎藤とは3年前の知事選時、彼を応援したのが縁で友人となりました。でも今回は彼の選挙を手伝ってはいません。動画の件は、彼が一人で駅立ちを始めたと聞き、“刺されでもしたら大変だ”と心配になって様子を見に行くと、知らないおばあさんが私に“斎藤さんにお礼がしたい”と話しかけてきた。だからアテンドをしただけです。斎藤は人を殺していないのに“人殺し”と言われている。いじめと一緒で、できることがあれば手を貸すし、頑張ってほしいと思っています」(以下略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd783ee8d32006a9854a54eec417997acc214162

 

上山信一氏:
見解 「ヤラセ動画」の真相?斎藤批判キーワードが目を引くが真相は何ら「やらせ」でも何でもなかった。ならば見出しに使うな。ネット上でさほど話題にもなっていない動画をわざわざ探し出し誌上で絡む意図は何か。週刊誌が斎藤氏を批判するネタはこれまで議員や百条委員会が(パワハラ、おねだりなど)たくさん提供してくれた。しかし、ことごとく嘘と否定され、百条委員会は信用を失い、議員も批判を浴び実質謹慎中である。斎藤批判のネタは在庫が切れた。それで今の選挙活動から何か探すしかないのか?あるいは中身は何でもいいから斎藤批判の印象操作を続けなければならない経営上の理由でもあるのか。今こそ議員を取材せよ。県議会自民がなぜ党議拘束をかけてまで不信任を強行したのか?首謀者は誰か?その議員の背景の利権は?庁舎建設利権との関係は?週刊誌が調べて書くべきことは他にたくさんある。改心と発奮を期待したい。
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動画についての真偽は、私には断定できません。

しかし、上山氏の「見解」のうち、
「(パワハラ、おねだりなど)ことごとく嘘と否定され、百条委員会は信用を失い、議員も批判を浴び実質謹慎中である」

これは事実とは異なります。はっきり言えば、虚偽です。
パワハラについては、行為の事実(付箋を投げた、理由のない叱責をされた、(常習的に)深夜に仕事を指示した、等)は斎藤氏本人も認めています。
その意味付けが食い違っているだけです(「厳しく指導した」等)。

百条委に参考人として複数の専門家が呼ばれましたが、パワハラに当たるという見解で、その参考人以外の識者(兵庫県とは無関係)からも同様の声が出ています。
慶大ではパワハラに当たらないのかもしれませんが。

おねだりについては、強要された、という県民こそ百条委に出てきていないようですが、高価すぎるものの「おねだり」打診で断られたものもあり、一般職の公務員なら「信用失墜行為」ぐらいの疑いは、軽くかけられるでしょう。

 

お笑いは、「百条委員会は信用を失い、議員も批判を浴び実質謹慎中である」というところ。
SNS(誰が誘導した?)など一部のネット上で一方的に批判している声は別にして、「百条委が信用を失った」とは私は認識していません。
知事選中だから、影響を与えないように百条委の傍聴や配信を取りやめているだけで、証人は呼ばれて調査は継続中です。

あるいは中身は何でもいいから「斎藤批判は悪」の印象操作を続けなければならない理由でも、上山氏にはあるのでしょうか。
「今こそ議員を取材せよ」はいいですが、県議会維新が(党議拘束をかけたかどうか知りませんが)全員が不信任決議に賛成したのに、斎藤氏の支援に回る維新系議員がいるのはなぜか?その議員の背景の利権は?「斎藤利権」とでもいうものがあるのか?週刊誌が調べて書くべきことは他にたくさんあります。改心と発奮を期待したい。

 

(つづく)