漫画家・楳図かずおさんが胃がんで死去、88歳…「まことちゃん」で「グワシ!」社会現象
読売新聞オンライン 11/5(火) 11:58配信
「おろち」「漂流教室」など、恐怖漫画の第一人者として知られ、ギャグ分野でも「まことちゃん」を大ヒットさせた漫画家の楳図かずお(うめず・かずお、本名・一雄)さんが10月28日午後3時40分、胃がんのため死去した。88歳だった。葬儀は関係者で済ませた。後日、お別れの会を開く予定。
和歌山・高野山生まれ。奈良県で育ち、18歳の時、水谷武子さんとの合作「森の兄妹(きょうだい)」でデビュー。1961年に貸本で恐怖漫画という新ジャンルを開拓、65年に「少女フレンド」(講談社)で連載した「ママがこわい」「まだらの少女」などのへび女シリーズでホラー漫画の旗手となった。
その後少年誌に進出、69年に「少年サンデー」(小学館)で連載した「おろち」では心理サスペンスに作風を広げ、少年少女が荒廃した未来でサバイバル劇を繰り広げる72年の「漂流教室」で評価を不動にした。
ギャグ方面でも異才を発揮、無邪気な幼稚園児がパワフルに暴れ回る「まことちゃん」(76年)では「グワシ!」というセリフとポーズが社会現象となった。その他の代表作に「洗礼」「わたしは真悟」「14歳」など。赤白ボーダーシャツがトレードマークで、明るいキャラクターがテレビで親しまれ、歌手としてアルバムも出すなど、マルチタレントとしても活躍した。
95年以後は新作を描いていなかったが、2022年に101点の連作絵画「ZOKU―SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館」を発表、芸術家として再スタートを宣言した。1975年、「漂流教室」などで小学館漫画賞、2018年、「わたしは真悟」で仏アングレーム国際漫画祭遺産賞、23年、手塚治虫文化賞特別賞。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9a67cea17c051f4b138143576a7ba7c6f2afed4
私の記憶です。
「ウルトラマン」(有名特撮シリーズのマンガ版)
「猫目小僧」「おろち」(この2作品は連載時期も記憶も重なっている)
「アゲイン」(若返りの薬を飲んでしまった60代主人公が高校生として活躍)
「漂流教室」(部分的にしか記憶がなかったが、成人後に知人の部屋で「再会」して感動)
「まことちゃん」(アゲインのスピンオフから)
「わたしは真悟」(なぜか途中までしか読んでない) ほか
どれが、と聞かれたら、「アゲイン」と「漂流教室」でしょうか。
そういえば「まことちゃん」がメチャクチャ好きだった友人がいたな。
今夜は、映画版「漂流教室」の主題歌を聴きながら、ご冥福をお祈りしたいと思います。