きのう、テレビでこの報に接したとき、自分の手が、そしてたぶん身体も、震えていることに気づきました。
恐怖ではなく、感動のようなもので。
核兵器禁止条約について報道されるたびに、日本が署名も批准もしていないことは、やむを得ないことと考えてきました。
中露という核兵器保有国、それに北朝鮮という事実上の核兵器保有国、かつ、それを使用することをしばしば口にするような国が隣国である以上、米国の核の傘に入ることは、現実的選択だと思うからです。
これが、やはり事実上の核兵器保有国であっても、インドやパキスタンのような国なら、まだ検討の余地があると思いますが。
それでも、このノーベル平和賞は意味があるし、はるか遠くても核廃絶や、その手前の核使用禁止にまで続いているであろう道の一歩にはなり得るだろうと思います。