兵庫県知事問題・中間まとめ7

<【Q7】知事のパワーハラスメントについて>の続きです。

 

(無記名 A:目撃、経験等により実際に知っている)
公開の会議や視察においては、秘書課から事前に報道社名、記者数の報告を強く求められた。知事本人が何社くるのかを相当気にしていたとともに、記者の集まりが悪いと叱責を受けると聞いた。

*記者がどこに行くかは報道各社の判断であり、たまたま他に大きな事件があれば、兵庫県の取材に派遣予定だった記者が行けなくなることは普通にあります。記者の人数も変動します。
 事前に報道社名や記者数を報告するのは困難、というより意味がありません。せいぜい「なるべく来てください」「ぜひ取材してください」とお願いするのが限度ではないでしょうか。


(無記名 B:目撃、経験等により実際に知っている人から聞いた)
去年の夏の被災地訪問時に、知事専用の個室を用意させたり、その部屋に誰も入れるな。とか全身の映る鏡を用意させた。と聞いた。
被災地訪問で知事1人の対応よりも、被災されて困ってる人に時間をあてたい。

*出張先での専用個室や鏡(全身用、ときに三面鏡という記述も)の用意は、アンケートに多数出てきますが、それでなくても大変な被災地の自治体に、余計な負担をかけるのは、ほとんど「言語道断」です。
 これだけでも辞職もの。


(無記名 B:目撃、経験等により実際に知っている人から聞いた)
今年の1.17のつどいの関連行事で、知事の昼食用に弁当を仕出し弁当(3千円)で供したところ、「なぜ持ち帰れる弁当でないのか」と以下の観点から●●●●に怒られました。
1 いつも知事は弁当を家族分持って帰るのに、仕出し弁当だと容器の返却が必要なため、持ち帰れないではないか。
2 持ち帰れないと今食べるしかないではないか。●●●●●●●●との面会があるのをキャンセルせざるを得ないではないか。
 知事に忖度しての理不尽な発言であるとともに、●●との面会より自分の昼食時間を優先するのか、と呆れました。あと、公費で発注した弁当を家族の分も持って帰るというのが財務会計上適正なのか、とても気になります。
 あと、当該行事のゲストで●●●●●●が来られており、知事が控室に会いに行ったところ、●●●●が不在だったことについて「ロジの不備だ」と怒られた、とのことです。

パワハラとか、公私混同(家族分まで持ち帰る)は別にしても(本当は別にすべきではありませんが)、兵庫県にとって大切なはずの、阪神・淡路大震災の犠牲者、被災者等に対する敬虔な気持ちが全くうかがえません。
 この点だけで、(他県は知らず)少なくとも兵庫県知事としては失格でしょう。


(無記名 B:目撃、経験等により実際に知っている人から聞いた)
福祉部高齢政策課の協議時、知事が「君たちは全国初(または一位)になって嬉しいかもしれないが、事前に話を聞かされていない私は全く嬉しくない」と怒鳴ったとのこと。
ただ、この件に関しては過去に複数回知事にレクした内容であった。知事が政策に興味がないことが伺える。

*これだけでは、何の話かわかりません。ただ、こういう怒鳴り方は、部下の士気を下げることは間違いなし。
 なお、ネット検索したら、「全国初のユニバーサルツーリズム推進条例」がヒットしました。
 もし、この件だったとしたら、そのリーフレットには斎藤知事の写真入りの挨拶文が掲載されています(https://web.pref.hyogo.lg.jp/sr16/documents/ri-huretto.pdf)。
 「事前に複数回レク」の可能性は高いように思われます。


(無記名 B:目撃、経験等により実際に知っている人から聞いた)
・ココロンカードの裏面に全井戸知事の名前が記載されていることを嫌悪し、本人の名前を記載するように指示をして、全部配布し直して貴重な税金を使った他、担当した職員は超過勤務を連日余儀なくされた。

*ココロンカードについては、こちらの記事で説明しています(https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2024/08/27/211534)。
 とにかく、もったいない。印刷代、材料代も、職員の残業代も。なお、残業代(超勤手当)を支給していなかったら、労働基準法違反です。


(無記名 B:目撃、経験等により実際に知っている人から聞いた)
物価高騰の影響を考慮し、●●を中心に少しでも光熱水費の負担を軽減するための一時支援金事業を実施しており、私は当時少しだけ担当しておりました。その制度周知のチラシに関して、私が担当した時には既に出来上がっていたのですが、●●より話を聞いたのは、補正予算で急遽決まった事業のため当時は急ピッチでチラシを作成したが、直前になって知事の顔写真が入っていないとの理由だけで、再度作成することになりかなり忙しかったとのことでした。知事の顔写真は事業の実施に全く必要性がなく、ただ顔宣伝のためだけに作業が発生しているため、大変だっただろうと思いました。その時に、県の政策に関するチラシは基本的に知事の顔写真を入れることになったと話を聞いて驚愕しました。

*文中にもあるように、知事の顔写真は事業には不要です。
 印刷代、人件費等、もったいない。


(無記名 C:人づてに聞いた)
2024.1.22 斎藤知事が参加した「特殊詐欺対策事業」に係るキャンペーン(於 イオンモール伊丹 午後0時24分に知事がチラシを配布している写真を掲載した●●●●の記事がある)におけるチラシについて、当日になって急遽、齋藤知事から「自分の顔写真が入っていない、写真の入ったものに至急差し替えるように」との指示があったため、阪神北県民局から伊丹市のキャンペーン会場に最寄りである伊丹庁舎に連絡があり、●●●●●●●●●が知事の顔写真入りのチラシを100枚程度カラーコピーし、●●●●●が当該チラシを持って大至急で会場に駆けつけたと聞いた。

*カラーコピーも出回り始めた頃から見たらマシになりましたが、でも高いです。安くとも、紙代自体が無駄な支出です。


(無記名 B:目撃、経験等により実際に知っている人から聞いた)
奨学金返済支援制度の広報チラシに使う知事写真について、なかなか知事が納得する写真がなく、約1年作成できなかった。

*これは時間がもったいないというケースですね。


(無記名 B:目撃、経験等により実際に知っている人から聞いた)
井戸知事の時は数日で返ってきていた決裁が一週間以上たっても返ってこない。知事が定時で帰ること、広報を伴う出張や広報になるような著名人対応を優先されることで決裁が返ってこない。それによる業務の停滞があった。

*これも時間がもったいないケース。
 知事が定時で帰るのはいいとして、決裁権限を部下におろすとか、カニもらいに行く出張を減らすとかしたら、時間ができるのでは?

 

(つづく)