PAC3を日本からアメリカへ輸出決定「ウクライナに回る可能性」…ロシア高官、対抗措置を警告
読売新聞オンライン 7/31(水) 20:00配信
タス通信によると、日本が弾道ミサイルを迎撃する地対空誘導弾「PAC3」の米国への輸出を決めたことについて、ロシア外務省高官は31日、「(米国に輸出された)ミサイルが最終的にウクライナに回る可能性がある」と反発し、対抗措置を警告した。報道担当の高官アンドレイ・ナスタシン氏が記者団に述べた。
同氏は「日本の軍事兵器がウクライナ軍に移転されれば、我々に対する明確な敵意と見なす」と強調した。対抗措置の具体的な中身には言及しなかった。
米国はロシアの侵略を受けるウクライナへの軍事支援を続けている。日本からのPAC3の輸出で米軍の在庫を補完する狙いがある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ffcdfbb4d1a558de1ce39ff7afb1f9a548082a8
米国は日本の同盟国ですし、日本がライセンス生産したPAC3を輸出しても、国際法的には全く問題ありません。
実際のところ日本の生産可能量はそれほど多くなく、米国防衛用の在庫不足をいくらか補う程度だろうと思いますが。
なお、米国に引き渡してからの保管や移動に関しては、その所有国(米国)の権利と責任になります。
ロシアもウクライナに回してほしくなければ、米国と交渉してください。
ちなみに、ロシア軍がウクライナから撤退する、とでも宣言すれば、米国は(どこで製造したものであっても)ウクライナへの移転を行わないでしょう。
鈴木宗男氏のいうとおり、一にも二にも停戦ですよ、ロシア君。
え? ガスパジーン・スズキは、停戦のことはウクライナ向けにしか言ってないって?
というか、PAC3を補充されると、よっぽど困るんだね、ロシア君。
そもそも地対空兵器は防御のためのもので、ウクライナを空中から攻撃する兵器(ミサイルや爆撃機など)以外は狙わないはず。
だから、ロシア国内の善良な(?)人々が、それで死ぬことはないはずだよね?
だいたい、北朝鮮にミサイルやロケット等の軍事技術を供与して(ロシアも賛成したはずの国連安保理決議に違反)、代わりに北朝鮮の兵器や工兵隊を受け入れている国に、合法的な日米取引を批判される筋合いはありません。
そちらの言葉を借りれば、北朝鮮にこのような技術供与をすることは、日本や韓国に対する敵対行為といえることも、追記しておきます。