友達の家に遊びに行くのは不可?

「友達の家に遊びに行けない」小学生が急増中 都会に住む親が「行っちゃダメ」と禁止する理由とは?
AERA dot. 7/18(木) 7:02配信

「本当に申し訳ありませんでした。もう二度と行かせませんから」

 突然、息子の友達の母親からこんな謝罪をされ、Aさんは面食らった。東京・中央区に住む50代の自営業者であるAさんは、妻と小学校3年生の息子と3人家族だ。教育熱が高く中学受験も盛んな地域だが、子どもたちの「遊び方」にも独特のルールがあることにAさんは驚いた。

「息子が小学校に入ってしばらくしてからのことです。休日に近所の公園で遊んでいたのですが、息子が友達を『ウチで遊ぼうよ』と誘ったようなのです。その流れで、いきなり7人くらいの友達を家に連れてきたことがありました。私も妻も飲み物やお菓子を出したりして、その日は何事もなく終わりました。ところが彼らは帰宅して、ご両親に『今日、友達の家に行ったよ』と報告したのでしょう。その後、大騒ぎになってしまったのです」

 小学校に入学したばかりだった時期だったので、Aさんの妻の“ママ友ネットワーク”は保育園時代ものがほとんどだった。ところが遊びに来た友達の中には、別の保育園から来た子や、幼稚園から来た子も含まれていた。そのため、ネットワークに入っていない親からは「見知らぬ親子の家にお邪魔してしまった」ことが大きな騒動になったという。

「その中の1人のお母さんが、とにかく私たちにお礼を言わなきゃと思われたのでしょう。LINEやSNSをフル稼働させて、私たちのことを知っている人はいないかといろんな人に聞いてまわったようです。結局、妻のママ友に“共通の知人”がいたようで、そのママ友を通じて丁寧なメッセージをいただきました。そして、その子はその後、わが家には来なくなりました。息子が誘っても『ママに友達の家に行っては駄目だって言われている』と答える友達もいるようなので。私たちの時代とは意識が大きく違うのだなと思いました」
(以下略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8b328f95bba6a399a48bf3c85209cde059ee19f

 


え? そうなん?

私は何度か転校しましたが、そのたびに(特に小学生の頃は)同級生の子の家に行ったり、うちにも来てもらったりしていました。
そのことが、その子だけではなく地域の人々との関係を深めるのにもつながったと思います。

 

まあ、コロナ禍とかいう前に・・・昭和でしたからね・・・

 

いや、平成になってからも、また、大都市圏(首都圏ではなくて関西圏ですが)の親戚の子どもたち見ても、そんな極端なことにはなっていなかったような。

 

上の記事の先の方には、こういうのもあります。

「親に虐待されている子どものケースを考えると分かりやすいでしょう。幼い時から虐待を受けている子どもは、その状態を当たり前だと思い込んでしまいます。ところが友達の家で暴言を吐いたり暴力を振るわない親の姿を見ることで、自分の置かれている状況を客観的に、正しく把握できるようになります。その結果、担任に相談しようと考えたり、児童相談所に助けを求めようと決心したりするチャンスが増えるはずです」(公立小学校で23年間教員を務めた、教育評論家の親野智可等氏)

 

そうですよね。
子育ても介護も社会化、というか、できる協力はお互いにしていきたいものだと思いますが・・・

 

と、ここまで書いてきて、本屋大賞を取った「成瀬は天下を取りにいく」のことを思い出しました。
大津市が舞台で、もちろんフィクションではありますが、成瀬と島崎って普通に行き来してましたよね。
同じマンションで、幼馴染っていうのはあるにしても、さらに彼女たちと知り合った小学生も二作目で登場したり・・・

成瀬が(ある意味、彼女を許容しておもしろがっている島崎も)常識にこだわらない存在であったとしても、そういう世界の作品に支持が集まるということは、何かヒントのようなものがあるようにも思えるのですが。