トランプ氏銃撃、各国首脳が非難…ロシアは「ウクライナ支援より国内対策」と皮肉
読売新聞オンライン 7/14(日) 20:27配信
米ペンシルベニア州の集会で13日、トランプ前大統領が銃撃された事件を受け、各国首脳からは政治的な暴力に対する非難が相次いだ。
岸田首相は14日、「民主主義に挑戦する暴力には毅然(きぜん)と立ち向かわなければならない。トランプ氏の一刻も早い回復を祈っている」と表明した。自身のX(旧ツイッター)に英語と日本語で投稿した。
英国のスターマー首相は「衝撃的な光景に驚がくしている。どのような形の政治的暴力も我々の社会に入る余地はない」とXに投稿。フランスのマクロン大統領もXに「我々の民主主義にとって悲劇だ」と書き込み、ドイツのショルツ首相もXで「このような暴力行為は民主主義を脅かす」と強い危機感を示した。
6月に男に殴打されたデンマークのメッテ・フレデリクセン首相は声明で「政治的暴力は全く受け入れられない」と強調した。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はXで「暴力が勝利することはあってはならない」と訴えた。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相、インドのナレンドラ・モディ首相も銃撃を批判した。
中国外務省報道官は習近平(シージンピン)国家主席がトランプ氏に、見舞いの意向を表明したと明らかにした。ロシア外務省報道官はSNSで、米国はウクライナ支援ではなく「米国内の法と秩序を守るため、警察や他の機関に資金を充てた方がよいのではないか」と皮肉った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/643f77ac162f6e54260f37aa0247d7112fa6bb81
ブログの表題ですが、最初は「暗殺未遂事件」にしようかと思いました。
が、トランプ氏の殺害については未遂でも、実際に殺傷されている被害者(「傷」についてはトランプ氏も)がいるので、改めました。
で、各国のコメントの中で、ひとつだけ異質な国がありますね。
>米国はウクライナ支援ではなく「米国内の法と秩序を守るため、警察や他の機関に資金を充てた方がよいのではないか」と皮肉った。
ロシアはウクライナ侵略ではなく、ISが犯行声明を出したモスクワでのテロや、ワグネルの反乱やらの予防に取り組んだ方がよかったのではないでしょうか。
そういえば、プリゴジン氏は
「ウクライナはこれまでもドンバス地域を爆撃しておらず、また、ロシアを攻撃するつもりもなかった」
「ショイグ国防相や大富豪が自身の利益のために戦争を始めた」
などと主張していましたね。
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2023/06/23/231545
ロシアが侵略を始めなければ、そもそも米国がウクライナを軍事支援する必要もなかった。
他の件はともかく、この件についてはロシアに原因があることははっきりしている。
ロシア外務省報道官とやらのSNSは、ブーメランというやつですね。
蛇足ですが、米国の社会や選挙制度などに問題があるのは事実でしょう。
銃規制のあり方についても、米国内の対立というか分断があるでしょう。
でも、それらのことが、自由に報道されますし、国民がその件について意見を表明するのも、少なくとも国家は禁止していません。
その点だけでも、ロシアとは大違いです。
バイデン氏もトランプ氏もいろいろ欠点はあります。
ですが、大統領選の他候補の出馬にすらイチャモンをつけて「当選」にこぎつけたプーチン氏よりも、米国のルールで選挙を戦っているバイデン氏やトランプ氏の方に勇気があるのは明らかです。