18÷0=?物議を醸した小3の宿題に東大生が反応。「教員の力不足」「思考力を磨く良問」などの声
週刊SPA! 6/30(日) 15:53配信
―[貧困東大生・布施川天馬]―
ネット上で物議を醸した”ある投稿”
先日、ネット上である投稿が話題となりました。物議をかもしたのは、小学校の算数ドリルの一ページ。小学校3年生レベルの、ごく普通の割り算問題に混じって「18÷0」という問題が。これに対して、投稿者のお子さんが「答えなし」と回答したところ、先生はバツをつけた上に「正しい答えは0」と書き直したのです。
何が問題なのか、と思われるかもしれません。実は、数学において「0で割る」行為は、認められていない。ためしに、お手持ちの電卓や、スマートフォンで「18÷0」を試してみてください。きっと「エラー」と出るはずです。
小学校は、教育機関です。もちろん、誤ったことを教えてはいけないはず。それに、教員側は仮にも大学教育までを修了してきているはずなのに、正しい答えである「答えなし」にバツをつけただけではなく、「18÷0=0」と初歩的かつ致命的なミスをしてしまった。これについて、採点した先生のうかつさや、無知さをたたく人が急増しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d6ccf278ee3250900b17b83e101084ef7a2d59b
このあと、「今回の騒動について、東大生たちはどう感じているのでしょうか。」と記事は続いていますが、ここでは省略。
数学的に「答えなし」(解なし)が正しいのはもちろんですが、そもそも、小3レベルで、0で割る問題を出す必要性があったのか、疑問です。
別の記事だったと思いますが、
「小学校の指導要領で決められた答えだから仕方がない」
という見解もありました。
それが事実なら、その指導要領を作った人、認めた人(文部科学官僚か「有識者」か知りませんが)が問題。
0でも除算を扱うのが適当とされる年代まで、無理に扱わなくてもよい計算式ではないでしょうか?
仮に、もしも子どもたちの側から想定外の質問が出たとしたら(子どもたちの中には「天才」もいますし、そうでなくても大人の想定外の発想を見せる子はけっこういます)、数学的には「答えなし」であることを、その年代の子にわかりやすいよう説明すればよいこと。
そして、本ケースのように、問題を出してしまったのなら、数学的正答が返ってきたら〇を付けなければなりません。
指導要領? なに、それ美味しいの?
というか、学習指導要領なんて、単なる文部科学省告示でしょ?
(つまり、法律本体よりはランクが下。)
数学的正答の方が正しいに決まってるじゃないの。
どうしても、指導要領に従いたかったら、「君の回答は数学的に正しいけれど、小学3年生では学習する範囲に入っていないので」とか、フォローが必要だったと思うのですが・・・
「正答」に基づいた機械的採点だけだったら、教員免許を持たないアルバイトでもできるよね?