本日、『響け!ユーフォニアム3』の最終回が放送されました。
京都アニメーション制作のテレビアニメシリーズの最終作です。
本作については、前回(最終回の1話前)の重要イベントで原作小説と異なる展開があり、原作ファンなどから批判の声もあったようです。
一方、原作者の武田綾乃氏は
「私のスタンスなのですが、アニメはアニメで独立した作品としてとても素晴らしいものを作ってくださいます・原作小説をリスペクトした上で再構築してくださっていますし、私の許容範囲を超えている部分は意見をお伝えして脚本に反映してもらっているのでこちらも安心&納得してお任せしています!…という感じです『アニメはアニメ、小説は小説で楽しんで欲しい』という言葉に尽きるので、ご理解いただけますと幸いです」
とのこと。
それもあり、「改変」を肯定的に受け止めているファンも少なくないようです。
まあ、どっちもありなんでしょうね。
熱いファンが多いということは間違いないようです。
私はといえば、それほど熱心な視聴者ではなく、というか、本来は「京アニ」作品の中でも、それほど関心のあるジャンルではありませんでした。
どちらかといえば、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のシリーズの方に惹かれるタイプだった、といえば、わかる方にはわかるかもしれません(わからん人にはわからん世界でしょうが)。
ユーフォニアムの1と2は見ていなかったので、はっきりいえば、例の放火事件がなければ、本作も見ていなかったかもしれません。
ただ、1、2や原作の世界観については、それなりに情報を得ていたこともあり、前回の「改変」について驚いたのは事実です。
でも、一番すごいなあ、と思ったのは、ほぼ百名規模の部員をまとめている部長としての久美子です。
他の幹部や、上に顧問が控えているとはいえ、並の管理職をはるかに超える立場、曲がりなりにも社会人として何十年かを過ごしてきた身には、よけいに。
私には無理です。
ということで、原作の世界、テレビアニメの世界、どちらがよいか、というより好きか、というのは、人によりいろいろあるでしょう。
ネット上、SNSなどで、マナーを守ったうえで、意見表明すればよいと思います。
残念なのは・・・
本当に残念なのは、1や2に関わってきた京アニのスタッフの中に、3の完成を見ることができなかった人たちがいること。この世では。
本作のクレジットに名を残している人もいるのですが。
あちらの世界で、きっとネット配信か何かで見ることができるだろうとは信じていますが。
蛇足ですが、表題の楽器の存在を初めて知った頃、中学のときだったと思いますが、吹奏楽部にいた同級生は「ユーフォニウム」と呼んでいたと記憶しています。
今は「ユーフォニアム」で知られていますよね。本作(原作も含む)がとどめを刺した感があります。