2023世界選手権3日目途中

世界カーリング選手権(女子)は、(現地時間)2日目のスコットランド戦で日本(ロコ・ソラーレ)は大逆転勝ち。

        1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
日本      1 0 0 1 0 0 2 1 0 4  9
スコットランド 0 2 2 0 2 1 0 0 1 0  8

 

藤澤五月選手のコメント(スポーツ報知 3/20(月) 8:59配信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/588e0a9ca3ebecc64ac2baa40b7567c0c94fc163

「前半は苦しい試合で、またこんな展開になっちゃったかと、昨日の試合に近いような試合で自信を失いそうになった。でも特に最終エンドでゆうみ鈴木夕湖)と、ちな(吉田知那美)が難しいショットではあったけど、しっかりパーフェクトに決めてくれて、つなげてくれたので、私は最後、出すだけというショットだった」

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下図は、その最終第10エンドの藤澤選手の最終投の場面です。
黄は先攻のスコットランドのストーン。
赤は後攻の日本。数字はそのエンドの全体の投げた順番。

藤澤選手のコメント中に鈴木夕湖選手と吉田知那美選手のショットの話がありましたが、ハウス内の好位置を占めて逆転勝ちの立役者になったのは、まさに彼女たちの石です(夕湖選手6・8、知那美選手10・12)。
吉田夕梨花選手の2投(2・4)も二重のコーナーガードとして重要な役割を担っています。
このリードからサードまでの3選手の6投が、ひとつとして無駄になっていないというすごさ。
(まあ、スコットランドの作戦が、3点リードして迎えた最終エンドとしてはまずく、特にセカンドの2投(5・7)がない方がマシという、ある意味、気の毒な状況ということもありますが。

この「出すだけ」というショットを成功させ、藤澤選手も調子を取り戻したような感があります。

ということで、3日目の最初の試合で米国に快勝しました。

   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
米国 0 0 0 1 0 1 0 1 X X  3
日本 2 2 1 0 1 0 2 0 X X  8

藤澤選手のショット成功率は、対デ65%→対スイス48%→対スコ61%→対米94% と上がってきました。

(注:イタリアvsトルコは「12-1」が正しい。)