御厨さと美さん、聖悠紀さん

漫画家・御厨さと美さん死去 74歳 『裂けた旅券』『イカロスの娘』など
オリコン 12/16(金) 13:43配信

 漫画家の御厨さと美さんが12月14日午後5時1分に死去した。74歳。集英社が16日、ORICON NEWSの取材に回答した。かねてより病気療養中だったという。

 御厨さんは1948年5月20日生まれ、長崎県出身。1970年に『黒いつるぎ』でデビュー。77年に『ノーラの箱船』を「ビッグコミックオリジナル」(小学館)に掲載。90年に活動を中断するが、96年に『ルサルカは還らない』(集英社)で復帰を果たした。代表作に『ケンタウロスの伝説』(集英社)『裂けた旅券』『イカロスの娘』(ともに小学館)などがある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f356044f14a07c096cc4ed8895cf93f138adc85b

 


御厨さと美(みくるやさとみ)さんといえば、私にとっては、何といっても『裂けた旅券(パスポート)』。
特に少女娼婦・マレッタが登場してからの二人の関係(見たことない方へ。こういう書き方をしましたが、いやらしくないです)。
主人公(だよね?)が原子力空母のメインコンピュータと対話する『ノーラの箱船』も好きでした。

で、この記事を書くに際して、ちょっと調べてみたら、小学館の学習雑誌(小学六年生とか)で、デフォルメした自画像で登場していた漫画家「みくちゃん」って、御厨さんだったのですか?
ずっと忘れていましたが、おもしろかった(大笑いした場面があった)という記憶はあります。

ご冥福をお祈りいたします。

 


超人ロック」の漫画家・聖悠紀さん死去 10月30日に肺炎で 72歳
デイリースポーツ 12/16(金) 16:13配信

 「超人ロック」などの作品で知られる漫画家の聖悠紀さんが肺炎のため、10月30日に死去していたことが16日、分かった。72歳。ヤングキングアワーズ編集部が少年画報社の公式サイトで発表した。

 葬儀・告別式は家族で執り行い、後日「お別れの会」を予定しているという。

 「超人ロック」は、永遠に生き続けられる超能力者、超人ロックの活躍を描く、銀河系を舞台にしたSF作品。聖さんが17歳だった1967年に同人誌で発表。1979年に「少年キング」で同シリーズ「炎の虎」の連載が始まり、1984年には映画化もされた。

 聖さんは2017年にパーキンソン病であることを公表。「私にとって描くことはとても大切なことです。もう以前のような絵を描くことはできませんが、これからもできるかぎり描いていきたいです」とコメント。投薬治療を受けながら執筆を続けることを明かしていた。
(以下略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/08d72b4b5ae281e7b31110cf11424217e83ee990

 


もうひとり、漫画家の訃報です。
聖悠紀(ひじりゆき)さんは、ほぼ「超人ロック」のみで知られているといってもよいレジェンド(実際には他の作品もあります)。
少年キング」が休刊となった後、「月刊OUT」に移ったのまでは憶えていますが、その後も掲載誌を替えながら、不死のロックのように生き続けていたのですね。
肺炎にもパーキンソン病にも悩まなくてよい世界で、お好きなだけロックを描き続けていただければ、と思います。

ご冥福をお祈りいたします。