インかアウトか

FIFAワールドカップカタール大会は続いていますが、日本の挑戦は終わりました。


ベスト8進出ができなかったのは残念ですが、ドイツ戦、スペイン戦での逆転勝ちなど、楽しい時間を過ごさせていただきました。
サムライジャパンや現地サポーターのみなさん、お疲れさま。

 

一番印象に残っている場面は、個人的にはスペイン戦の三笘選手のセンタリングです。

(逆転弾へのアシスト)

 

英タイムズ紙の写真を加工してみました。


ラインの外側を空中に延長した仮想の面に、ボールの一部分でも触れていればイン。


実は知らなかった。
テニスなどと同様、接地面がどこかで判断すると思っていました。

以下、いずれも断面図(水平方向から見た図)です。

 

 

 

カーリングでは、どうなるのでしょうか・・・(以下、この先に軽いネタバレがあります。)

 

大野福公(ふくひろ)さんのユーチューブでも、このネタを扱ったクイズが冒頭にありました。
https://www.youtube.com/watch?v=VvA7vE5IhWM

 

他スポーツで扱われるとは、さすがFIFAワールドカップ、という感じです。


もっとも、サッカーよりはマイナーなカーリングにも、観戦するのに優れたところはあります。
サッカーでは、かなり大きなテレビ画面であったとしても、選手個人の顔がわかるかわからないかぐらいの小ささですが、カーリングではデリバリー(ストーンを投げること)のときに、必ず選手個人がアップで映ります。それも、瞬間的にではなく何秒間か。

 

さて、もういいでしょうか。

 

 

カーリングでも、ストーンの接地面ではなく、真上から見た投影面積の一部でもハウス内にかかっていれば、インです。
だから、上の図ではインとなります(青と赤点線の間がわずかに空いてるように見えますが、作図上のミスなので見逃してください)。

テニス型ではなく、サッカー型ですね。


テレビ放送では、だいたい真上からの映像がありますが、それでも若干斜めになった場合には、入っていないように見えるストーンが、実は入っている(得点になる)場合があります。