PCCCと雑談4

パンコンチネンタルカーリング選手権(PCCC)にしても、ヨーロッパカーリング選手権(ECC)にしても、世界選手権の出場枠が取れるか、ということが重視されます。

 

世界選手権が重要視されるのは、その大会自体の価値もありますが、それに加えてオリンピック出場権に関わるから、という理由もあります。

以前は、五輪前の3年間の世界選手権での獲得ポイントで、五輪出場の優先順が決まっていましたが、近年は五輪前2年間の獲得ポイントというように変わっています。
だから、2026年開催予定のイタリア(ミラノ・コルティナダンペッツォ大会)の場合、2025、2024の世界選手権でもポイントが対象になるため、今争っている2023年3月か4月頃の結果は、直接は関係ないとはいえます。

それでも、世界選手権に出場できるかどうかというのは、大きなことではあるのですが。


さて、PCCCは大会第4日の結果。
女子(ロコ・ソラーレ)は、カザフスタンに快勝し、6勝1敗。
明日(日本時間で5日0時から)のカナダ戦の結果に関わらず、準決勝進出は確定していますが、予選順位やトーナメントの組合せは、他チームも含めた明日の結果次第です。

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
カザフ 0 0 1 0 0 1 X X X X  2
日本  1 2 0 4 2 0 X X X X  9

 

男子(SC軽井沢クラブ)は、これまで、フォース(スキップ)栁澤李空、サード(バイス)山口剛史、セカンド山本遵、リード小泉聡の各選手で戦ってきましたが、今大会限定のリザーブという谷田康真選手をセカンドに起用しました。
これが功を奏したのか、そもそも勝つターンだったのか、ブラジル、台湾に連勝。
予選最終戦ニュージーランド戦に、世界選手権切符や、うまくいけば準決勝進出をかけます。

   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
日本 2 0 2 0 2 2 1 X X X  9
ブラ 0 1 0 2 0 0 0 X X X  3

   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
台湾 0 1 0 0 0 0 X X X X  1
日本 1 0 2 2 2 3 X X X X  10

 

Qは準決勝進出確定、世は世界選手権出場権確定。
ただし、男子のカナダは、世界選手権開催国として獲得。