ロシアの捏造ツイート

岸信夫氏めぐる「捏造ツイート」駐英ロシア大使館が拡散。「フェイクです。ご訂正願います」と本人
ハフポスト日本版 8/16(火) 12:42配信

駐英ロシア大使館の公式Twitterは日本時間8月16日、岸信夫首相補佐官が「ウクライナを非難するツイートをして後に削除した」という趣旨の投稿をした。

削除前の投稿とされる画面キャプチャを添付したが、岸氏本人は同日、「私のツイートは元々存在しません。フェイクです」と否定した。【安藤健二・ハフポスト日本版】

 

駐英ロシア大使館が拡散した「岸氏のツイート」とは?

ロシア軍のウクライナ侵攻開始から約1週間後にあたる3月4日、ウクライナ南部のザポリージャ原発はロシア軍に制圧された。8月5日以降、同原発への攻撃が相次いでおり、ロシアとウクライナ双方が相手による攻撃だと非難している。

今回の駐英ロシア大使館の投稿は、こうした状況を受けたもの。岸氏がザポリージャ原発への攻撃を「ウクライナのミサイル」と断定し、このままでは広島の原爆投下と同じ惨事が起こると警告するという趣旨のツイートをしているとするものだった。

駐英ロシア大使館は「日本の特別顧問による削除されたツイート。何とも言うことができません」として画像を添付した。その画像には、岸氏の「削除されたツイート」されるものが写っていた。

8月11日午前11時44分のタイムスタンプで、岸氏のアカウント名で「世界は核災害の危機に瀕しています!ウクライナのミサイルは、ザポリージャ原子力発電所の上空で爆発するべきではありません。アメリカの犯罪を繰り返すな!今日が人類最後の日かもしれない…」と書かれていた。

さらに投稿には、ザポリージャ原発とされる写真と、原爆投下された広島の様子とされる写真が並べられていた。ツイート数は0、引用リツイートは1件、「いいね」は5つと表示されていた。

岸氏は「フェイクです」と即座に否定
これに対して、前防衛相で現在は安全保障担当の首相補佐官を務める岸氏は、即座に公式Twitterで反応した。「拡散されている私のツイートは元々存在しません。フェイクです。ご訂正願います」と駐英ロシア大使館に抗議している。
最終更新:8/16(火) 19:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/3aec63fb25b0c6314a9a6cd69dd76cf68afc72cd

 


ロシアというのは、こういうフェイクを平然と行う国ではありますが・・・

 

すぐにバレるようなフェイクをせざるを得ないというのが、よっぽど愚かなのか、よっぽど(本国あたりからか)追い込まれているのか、たぶん、その両方の可能性があります。

まあ、日本でさえ、どこかの参議院議員のようにロシア側の主張を鵜呑みにしているとしか思えない政治家がいるから、こんな出来のフェイクでも効果があると考えたのかもしれませんが。

 

岸氏の否定の前に、ロシア大使館が拡散したというだけで十分に疑わしいというのが西側の国際常識。

 

どこかの参議院議員なんかは、ロシアとウクライナの主張のどちらが正しいかわからない、とか、ウクライナの主張の方が信用できない、みたいなことを(本人が信じているのか、ロシアに忖度しているのか、明確な指示があるのかは知りませんが)言っているみたいですが・・・

 

ロシアとウクライナの主張が相反する場合、ロシアが間違っている(虚偽である)と考えることは根拠があります。

 

ウクライナは、もし明確な虚偽を主張した場合、それが西側メディアにバレれば、西側からの支援が途絶える(続いたとしても大幅に減少する)ことを認識しています。
不利な情報について言及しない、という可能性はありますが、それも程度問題で、誠意がないと取られれば、やはり西側からの支援に影響することを知っています。

 

一方、ロシア側は、西側諸国がどう思うかに関係なく、軍を動かすことができます(少なくとも現段階では)。
また、ロシア国内のメディアは厳しく統制しています。
で、中国、ベラルーシ北朝鮮といったあたりの政府は、ロシアの主張がフェイクかどうかということに関係なく、ロシアへの対応を決めることができます。
(かれらの対応が影響を受けるとすれば、ロシアが正しいかどうかではなく、ロシアが優勢か劣勢かということの方でしょう。)

 

あと、ね。
自国の原発にミサイルで攻撃するような馬鹿は、たぶんロシアぐらいでしょう。