日本女子カーリング略史3

アルベールビル五輪の頃>


1991.3 日本選手権
 優勝:東光舗道レディース(北海道帯広市)松崎宴、瀬口真由美、道田るみ、板井秀美、馬淵ゆかり
 2位:シルバーメイト(北海道常呂町) 3位:河西建設女子(北海道北見市)/パーソンズ(北海道常呂町

1991.3 世界選手権 優勝:ノルウェー 2位:カナダ 3位:スウェーデン 日本出場なし

 

 この年と翌年は、日本選手権では3位決定戦が行われなかったようだ。優勝した東光舗道には、松崎宴、瀬口真由美に、やはりアルベールビル五輪に出場することになる道田るみが所属。河西建設には工藤みのり、阿部真由美が、パーソンズには石垣綾子、三村容子に、やはり長野五輪に出場することになる近藤ゆかりが所属していた。


1992.2 アルベールビル五輪(公開競技) 優勝:ドイツ 2位:ノルウェー 3位:カナダ
 日本(帯広CC)瀬口真由美、工藤みのり、阿部真由美、松崎宴、道田るみ
  最終8位(1次リーグ0-3、7位8位決定戦でフランスに敗戦)

 

 オリンピックのカーリング競技は、1924年シャモニー・モンブラン大会が第1回で、このときは男子のみ3か国の参加だった(優勝:英国、2位:スウェーデン、3位:フランス)。その後、1988年カルガリー大会で公開競技として実施されたが、日本は男女とも参加していない。
 アルベールビル大会でも公開競技として実施され、女子のみ参加した。東光舗道メンバーにより構成されたチームで、世界カーリング連盟のウェブサイトでは「帯広CC」と記録されている。男女とも8チームずつの参加だが、参加チームの選出方法等は不明。日本は予選リーグAで、ドイツ、ノルウェー、英国に負け、予選リーグB最下位のフランスにも負けて8位だった。


1992.2 日本選手権
 優勝:東光舗道レディース(北海道帯広市)瀬口真由美、工藤みのり、阿部真由美、松崎宴、道田るみ
 2位:東京マリン(東京都) 3位:ウインタークイーン(北海道常呂町)/エーデルワイス(長野県)

1992.3-4 世界選手権 優勝:スウェーデン 2位:米国 3位:カナダ/スイス
 日本9位(2-7)帯広CC(東光舗道レディース)瀬口真由美、工藤みのり、阿部真由美、道田るみ、板井秀美

1992.3 世界ジュニア選手権 優勝:スコットランド 2位:米国 3位:スイス/スウェーデン
 日本10位(0-9)大村真由美、依田三華、Kanna Yamada、森泉崇子、小林由佳

 

 この年は日本選手権も世界選手権も3位が2チームある(世界ジュニア選手権も含め、そういう年がある)。
 世界ジュニア選手権は21歳未満の選手が参加可能。1988年から(男子は1975年から)開催されているが、日本女子としてはこの年に初めて参加した。日本代表チームの選出方法は不明だが、長野系のチームと思われる。なお、漢字名がわからない選手は、世界カーリング連盟の資料どおりローマ字で表記している。


1993.2 日本選手権
 優勝:東光舗道レディース(北海道帯広市)瀬口真由美、阿部真由美、板井秀美、野々村深雪
 2位:パーソンズ(北海道常呂町) 3位:ノースウィンド(北海道)

1993.3-4 世界選手権 優勝:カナダ 2位:ドイツ 3位:スウェーデンノルウェー
 日本7位(2-7)(6位という情報も)帯広CC(東光舗道レディース)瀬口真由美、阿部真由美、板井秀美、丹羽明美、川野なほみ

1993.3 日本ジュニア選手権(第1回)
 優勝:ホワイトエンジェル(北海道) 2位:高専レディース(北海道) 3位:ピノキオ(長野県)
    
1993.3 世界ジュニア選手権 優勝:スコットランド 2位:カナダ 3位:デンマーク/米国
 日本10位(0-9)依田三華、森泉崇子、小林由佳、内堀亜矢子、Shiho Kobayashi

 

 日本選手権は東光舗道が優勝。世界選手権も東光舗道が日本代表となったが、その中には丹羽明美の名前が見える。日本選手権では河西建設として参加しており、のちに長野五輪にも出場することとなる。
 日本ジュニア選手権はこの年が第1回。優勝したホワイトエンジェルの詳細は不明だが、常呂町関係のチームと思われる。メンバーの一人・堀美香は、のちにシムソンズで五輪出場することになる。堀はこの年、高校1年。
 世界ジュニア選手権の日本代表チームは、この年も長野系のメンバーと思われる。

 

(敬称略・つづく)