ジョンソン英首相、キーウ中心部視察 ゼレンスキー大統領案内
AFP=時事 4/10(日) 10:19配信
【AFP=時事】英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は9日、ウクライナを電撃訪問し、首都キーウを同国のウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領と並んで歩いた。
ウクライナ大統領府が公開した動画には、両首脳が重装備の護衛に守られながらプレシャーチク(Kreshchatyk)通りから独立広場(Independence Square)まで閑散とした街を歩く様子が捉えられている。
2人は時々、道行く人に声をかけていた。
ある男性は感動した様子でジョンソン氏に、「私たちにはあなたが必要です」と訴えた。同氏は「支援できることを光栄に思います。あなた方にはゼレンスキー氏という素晴らしい大統領がいます」と返した。
ジョンソン氏は会談後、ゼレンスキー氏の「勇敢さ」が、キーウ周辺からのロシア軍の撤退につながったと称賛。ロシア軍が撤退したキーウ近郊ブチャ(Bucha)などで、民間人の遺体が発見されたことについて「戦争犯罪」だとし、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の評判は「永遠に汚された」と非難した。
2月24日のロシアによる侵攻以来、先進7か国(G7)の首脳がキーウを訪問したのはジョンソン氏が初めて。【翻訳編集】 AFPBB News
最終更新:4/10(日) 11:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/88983d527e4a3b6244d85b5562b81c9f541194f6
ジョンソン首相が首脳会談で“かりんとう”をボリボリ…製造元の菓子店は知っていた?反響を聞いた
FNNプライムオンライン 4/3(日) 11:42配信
3月24日に行われた日英首脳会談。ここで注目されたのが、イギリスのボリス・ジョンソン首相が日本の菓子である「かりんとう」を持参したことだ。
ジョンソン首相は好物だとし、岸田文雄首相と一緒に食べる場面もあったという。両首相が握手するシーンでも掲げるなど、報道陣にもアピール。ネットでも話題となった。
このかりんとうは、福島県本宮市にある菓子店「ぬか茂」の製品。黒ごま、はちみつなどの味があるが、ジョンソン首相が持参したのは紅茶味だったという。流石はイギリスといったところだろうか。
(略)それにしても、日本の菓子がなぜ他国の首相に愛されたのだろう。紅茶かりんとうを開発した、ぬか茂の専務・糠澤正之さんに、かりんとうの詳細や会談の影響などを聞いてみた。
――ぬか茂のかりんとうはどんな菓子なの?
普通のかりんとうと違い、ビスケットやクッキーに近いです。普通のかりんとうは生地を発酵させて揚げたりしたものに黒みつなどをかけて作ります。私たちのかりんとうは、詳細は話せませんが洋菓子の製法を使っています。紅茶味は紅茶やバターなどを使い、洋風に仕立てています。
(略)
――会談の後、売り上げなどには影響はあった?
実はほぼ生産できておらず、需要と供給が合っていない状況です。日本各地から問い合わせがあるので生産や販売の経路などを見直していて、4月中旬ごろの販売再開を目指しています。イギリスへの食品の輸出のきっかけになるかもしれないので、しっかりとしたものを作りたいです。
――ぬか茂のかりんとうの購入方法は?
現在は店頭販売のみで、数量限定での販売となっております。
(略)
ジョンソン首相は外相時代の2017年にも、当時の河野太郎外相と会談した際、福島県産の桃ジュースを美味しそうに飲むことがあった。この行動には福島の人も励まされたはずだ。今回、ぬか茂の糠澤さんも「うれしさの後に責任感も出てきた」と語っていた.
最終更新:4/5(火) 12:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/4af3b63f68961c6eedb966c4d6f34bddb16ceb54
戦地の訪問と、かりんとう(「福島ビスケット」と表現したメディアもあります)とを同レベルで扱うわけではありませんが、とにかく外交がうまいなあ、と思いました。
歴史上の大英帝国も、ジョンソン氏自身も、いろいろ物議をかもしたことはありましたが、やはり洗練された文化のようなものを感じます。
キーウの街中でゼレンスキー氏と顔を合わせたときは、(事前の調整はあったにせよ)ネット上のみで接触していた友人に、久しぶりにリアルに再会した、というような雰囲気に見えました。
事の善悪や、周囲の環境的要素などは別にして、単純に外交センスだけを評価しても、ロシア(中国なども)とは手合い違い。
将棋の二枚落ち以上か、囲碁の井目か。
もちろん、日本よりも上ですが。