北京五輪女子カーリング2

次に、後攻エンドでの得失点を見ていきます。

 

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図の右下に行くほど後攻での得失点差が大きく(+)、左上に行くほどマイナスになるイメージです。
これは英国が最強ですね。次いでスイスの守備が堅く、日米韓カナダは得点は多いものの失点(スチールされる)もそこそこ多くなっています。
スウェーデンは、後攻エンドはそれほど目立ちませんね。

 

次は、先攻エンドでの得失点を見ていきます。

 

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スウェーデンは得点力が高く、スチールを得意にしている印象です。
スイスは、それほど得点は多くありませんが、スウェーデンよりも守備が固い(後攻チームにも容易に得点を与えない)印象です。
カナダはスウェーデンに次ぎ、英国はそれらのチームよりも目立たない印象です。
日本は、これら上位チームよりは劣る位置にあります。

 

スチールするかされるか、という視点で比較すると、下図のようになります。

 

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スウェーデンはスチール得点が多く、カナダや日本も近い傾向にあります。
一方、英国やスイスは、スチールはこれら「攻撃型」のチームよりも少なく、その代わり失点も少ない、堅守の印象です。

 

こうして見ていくと、日本(ロコ・ソラーレ)は比較的カナダやスウェーデンに似たチームで、どちらかといえば攻撃型という印象です。
一方、スイスと英国は、それらよりは守備型、堅守のチームといえるでしょうか。
そして、相性などいろいろな要素はありますが、日本以外の4強(スイス、スウェーデン、英国)よりは少し落ちる、というか波があるものの、(今回の)カナダと似たレベルで、他の5チームよりは上位になってもおかしくない実力は示したように思います。

あくまで素人分析ですが(笑)

 

準決勝以降は一発勝負ですから、また別のアヤがあるでしょう。ともかく、銀メダル獲得、おめでとうございます。