老人保健課の送別会

厚労省23人午前0時まで送別会、厚労相「許されない」
朝日新聞 3/30(火) 9:58配信

 田村憲久厚生労働相は30日の閣議後会見で、厚労省の職員が今月24日に23人が参加する送別会を午前0時直前まで開いていたことを明らかにした。東京都が飲食店に午後9時までの営業時間短縮を求めているさなかに長時間・大人数の宴会を開いていたことになり、「国民の皆さまの信用を裏切る形になりました。深くおわび申し上げます」と述べて謝罪した。

 送別会は介護保険を所管する老健局老人保健課が開いた。この日午前の参院厚労委員会に出席した土生(はぶ)栄二老健局長や同省によると、老人保健課は三十数人の組織で、23人が出席した。東京・銀座の午後11時まで営業している飲食店を探して予約した。送別会は24日午後7時ごろから始まり、参加者は順次増えて23人になり、午前0時直前に終わるまで十数人が残っていたという。費用は課ごとに親睦会のお金を積み立てており、それを充てたという。

 土生氏によると、帰宅が遅くなった数人はタクシーを使って帰宅したが、「自己負担で支出したと聞いている」と語った。

 会見で田村氏は、対象者を調査の上、年度内にも処分する方針を示した。類似の事案がなかったかについても省内で確認するという。田村氏は「(花見や歓送迎会、卒業旅行などの自粛を)お願いしている役所がこのような失態をさらしたことは大変申し訳ない」「『5、6人(の会食)も控えて』と国民の皆さんにお願いしているにもかかわらず23名という非常に多い宴会、これは許されない」と言葉を強めた。
(以下略)
最終更新:3/30(火) 12:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fd8877cda64e084afad0f131b0e9dd5c7e47233

 


すでに、あちこちで話題になっている件です。
早期には「老健局」とだけ報道していたメディアもありましたが、
「老人保健課が開催」ということと、同課が30数名の組織(つまり不参加者が一定数いた)ということが記載されているので、この朝日の記事を紹介しました。

 

老健局は、介護保険や高齢者保健福祉関係を担当していますが、老人保健課以外にも、総務課、介護保険指導室、介護保険計画課、高齢者支援課、認知症施策・地域介護推進課があります。

 

感染症関係を所管する他局はもちろんですが、老健局内にも「この介護報酬改定時期の年度末にこんなことをしでかして」ということで、老人保健課に対して怒っている他課の職員は多いのではないかと思います。


老人保健課自体が、とんでもない忙しさのはずで、出されたばかりの報酬改定関係Q&AのVol.1の一部をVol.3で訂正するというようなあわただしさの中、今回の送別会に批判的な課員もいたかもしれません。

 

今回の「スクープ」は東洋経済が一番早かったと認識していますが、ひょっとしたら、これら厚労省内の「密告」があったのかもしれない、と私は考えています。

「密告」の前に、「課長、やめましょうよ」という直言があったら、もっとよかったと思いますが・・・

 

ちなみに、「事実上の更迭になる」と報道されている老人保健課長は、医系技官だそうです。

 

不参加の職員も、参加した職員も、(異動しない人は)まだまだ忙しいはずです。
全国の介護保険事業者や利用者、その家族、そして送別会を自粛しているであろう自治体職員などのために、健康に留意して(つまり酒席は控えて)頑張ってください。