2020年パリーグMVPは?

昨日、ホークスの優勝が決定しました。

本日を含めて、まだ残試合がありますが、パリーグのMVPの予想をしてみます。

(数字は10月27日時点)

 

まず、打者(野手)から。

柳田選手は、複数の分野のタイトル争いの上位に入るものの、獲得は容易ではなさそうです。ただ、チームの得点と相関関係が強いといわれるOPS(出塁率長打率)が高く、実際に打点+得点の状況から、チャンスメイクとしてもポイントゲッターとしても貢献しているといえます。ホークス内で活躍の印象が強かった選手を二重線以降に並べてみましたが、やはり柳田選手の方が上と見ます。

なお、他チームでは、三冠王日本記録の更新というようなインパクトの強い選手はなく、ホークス内から選出されるのが妥当だろうと思います。

 

f:id:jukeizukoubou:20201028212114g:plain

 

投手では、ホークス内に規定投球回数に達した選手は今のところなく、今後の到達も容易ではなさそうです(今シーズンの最終的な規定投球回数は120回)<注>。両端に位置するホークスとファイターズは特に今シーズンの移動の負担が大きく、疲労が蓄積しないように首脳陣が配慮したこともあり、やむを得ないでしょう。ここでは、本命・モイネロ投手、対抗・森投手と見ます。

なお、他チームでMVPを獲得しそうな投手がいないということも、野手陣と同じです。

 

以上を総合的、俯瞰的(笑)に勘案し、本命・柳田、対抗・モイネロ、と予想します。

 

それにしても、コロナ禍の中、よくここまで来ました。

優勝インタビューで工藤監督が医療従事者に対する感謝を述べていましたが、影のMVPは、医療従事者や感染予防に携わった人々などかもしれません。

 

 

2020/10/28 22:30頃、追記

<注>で書いた後、千賀投手が8回無失点12奪三振で10勝目を獲得し、規定投球回数に到達する可能性(あと7回)と、タイトル争い(防御率奪三振)がわからなくなってはきました。それでも、優勝決定後の成績ですし、上の予想は変更しないでおきます。