異例のプロ野球(レギュラーシーズン)も、120試合中70試合前後まで到達しました。
選手、スタッフ、関係者の努力は大変なものだったと思います(まだ継続中ですが)。
さて、昨日・9月10日の楽天・ソフトバンク戦の運営が物議を呼んでいます。
18時開始の仙台での試合が、雨のため2度にわたって中断(計92分間)。
特に7回裏の楽天攻撃中の中断は21:54分から55分間にも及び、早期にコールドゲームにすべきだったのではないか、というものです。
ちなみに、同じ楽天の主催ゲームで、さっさと降雨コールドゲームとなったことがありました(7月4日の楽天・ロッテ戦)。
楽天がリードしていたらあっさりコールドゲームにし(7月4日)、楽天が負けていたらコールドゲームにはしない(9月10日)、ということで、他球団のファンだけでなく楽天ファンを名乗る人からも「情けない」という書き込みがあったりしています。
ルール上は、降雨時に中断するか、コールドゲーム(5回終了前ならノーゲーム)にするか、というようなことは、審判の判断ということになっています。
ただ、主催球団側から有形無形の圧力がなかったか、あるいは忖度がなかったか、それとも審判の判断がヘボだったのか、やむを得なかったのか・・・
というところで、気象庁のウエブサイトで、当日の降水量を調べてみました。
7月4日がデーゲーム、9月10日がナイトゲームという差はあります。
が、少なくとも開始後の雨は、9月10日の方がはっきり多い。
7月4日の方が多いのは試合開始までの累計降水量ですが、開始2時間前からは0mmが続いているし、球場の水はけにもよるものの、疑問を感じる人が多くても仕方がないかな、と思います。
もうひとついえば、今シーズンは特例がいくつかあって、その中に延長は10回で打ち切り(引き分け)というものがあります。
新型コロナウイルス対策で試合終了が遅くならないように特例ルールを作っているのに、少なくとも7回裏に1時間近い中断までしてゲームを継続しようとしたのは、やはり妥当な判断ではなかったように思います。
とはいえ、イーグルスの選手や監督、コーチなどを責めるつもりはありません。かれらも(ホークス関係はと同様)被害者だと思いますから。
現地で見ていたわけではありませんが、長い中断で集中力が切れたのは、どうもイーグルスの選手の方だったんじゃないかな。
本当に、両チームともお疲れさまでした。