保育園騒音、練馬訴訟

保育園騒音、賠償認めず 東京地裁「我慢の範囲内」
共同通信 6/18(木) 23:44配信)
 東京都練馬区の住民が、隣にできた保育園の園児の声がうるさく平穏に生活する権利が侵害されたとして、運営会社などに騒音差し止めと損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は18日、「騒音は我慢の範囲内だ」として請求を棄却した。

 伊藤正晴裁判長は、住民説明会の開催が建設工事開始前日になるなど、騒音問題に対する運営会社の当初の対応には真剣さを疑わせる部分があったと指摘。一方で「近隣住民の苦情を踏まえて園庭の使用を控えるなど試行錯誤を重ね、騒音レベルが抑制されるようになった」と、その後の取り組みを評価した。
最終更新:6/18(木) 23:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0f3346a0f971da0474d7186c9e3fddb8b359f58


保育園「騒音」訴え棄却 近隣住民の権利侵害認めず 東京地裁
時事通信 6/18(木) 16:22配信)

 東京都練馬区にある認可保育園の隣に居住する住民3人が、園児らの遊び声で平穏に生活する権利が侵害されたとして、園の運営会社に「騒音」を一定以下に抑えることなどを求めた訴訟の判決が18日、東京地裁であり、伊藤正晴裁判長は原告の請求を棄却した。

 判決によると、原告が住む建物のうち最もうるささを感じる部屋では、2007年4月の保育園開設後2年程度は東京都の環境確保条例に定められた基準を超える騒音が測定されることがあったが、13年以降はおおむね基準内に収まった。

 また、15年11月以降は音が大きくなりやすい園庭の使用が比較的短時間となっているとし、伊藤裁判長は受忍すべき程度を超えているとは認められない」と指摘。原告の権利を侵害しているとはいえないと判断した。

 原告は12年、運営会社などを相手取り、音を基準以下に抑えるほか、慰謝料などとして少なくとも計828万円の支払いを求めて提訴していた。
最終更新:6/18(木) 23:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/312d89ca352e14658cc3dc63cb55a18a1e9fb490

 


若干、記事の書きぶりに差がありますが、「受忍すべき程度を超えているとは認められない」を平たくいうと「我慢の範囲内」ということで、最高裁まで行った神戸の同種訴訟(※注)の考え方に通じるものがあると思います。
保育園側の努力も重要かもしれません。
とはいえ、この練馬の件は、控訴されるかどうかわかりませんが。


※注:以下は、神戸の同種訴訟について触れた過去記事です。
ヤフーブログ時代にアップして、FC2ブログにコメントごと移っていますが、それぞれの記事に貼り付けたリンクはヤフー記事のものなので切れています。
ここにFC2ブログのリンクをまとめて貼っておきます。


保育園騒音訴訟、最高裁で確定
https://jukeizukoubou.blog.fc2.com/blog-entry-2390.html

保育園の騒音訴訟の判決
https://jukeizukoubou.blog.fc2.com/blog-entry-2193.html

「子どもの声・・・」についてのイメージ図
https://jukeizukoubou.blog.fc2.com/blog-entry-1757.html

子どもの声と受忍限度
https://jukeizukoubou.blog.fc2.com/blog-entry-1755.html