1週間ごとの各国数値比較1

厚生労働省のウェブサイトに掲載されている世界各国の新型コロナウイルス関係の感染情報で、一番古いのは「中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎について(令和2年1月22日版)」です。

以降、毎日ではありませんがだいたい平日には新しいデータが掲載され、途中からは土日を含めてほぼ毎日更新されるようになりました。

中国(本土)のデータについては多少なりとも疑わしいところがあり、他の国もPCR検査の頻度とか、死後に検査を行う余裕があるかどうかとか、差はあると思いますが、このあたりで一度、全般的な傾向を記事にしたいと思います。

なお、できるだけ等間隔で見ていきたいので、全てのデータがある毎週木曜ごとの数値を用いることにします。

まず、感染者の実数(として発表されている数値。以下同じ、ということで。)。

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(画像をクリックすると、大きなサイズで表示されると思います。)

4月16日時点の感染者数の多い順番で表示しました。26位以下は次のグラフ以降では表示しません。欧米が多いのですが、当然のことながら、人口が多い国が上位に来る傾向はあります。

 

次に、人口百万人あたりの感染者数(感染判明者数)。

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スペイン、スイス、ベルギー、イタリア、アイルランドの順。テレビでは「アメリカが最多の・・・」とか、少し前までは「イタリアが・・・」とか言ってましたが、比率にするとちょっと様相が変わります。

このグラフでは日本などは分かりにくいので・・・

 

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人口百万人あたりの感染者数が200人ぐらいまで(0.02%)に焦点を当ててみました。なお、中国はデータがあまり信用できませんし、総人口が大きすぎるので、参考にならないかもしれません。

欧米各国など多くの国が、どこかの時点で急カーブを描いて図の上側に飛び出しています。インドを除き(ここも人口が超多い)、日本を追い越していった感がありますが、日本も3月下旬から4月上旬にかけて上昇率が上がってきているのがわかります。現に医療崩壊した(とみられる)国よりマシというだけで、このあと急上昇に転ずるのではないかという不気味さはあります。