死刑執行の事前告知

【速報】裁判長「確定した刑事判決を無意味にするもので許されない」 死刑執行を直前に言い渡すのは違憲とした死刑囚2人の訴えを大阪地裁が全面的に退ける
ABCニュース 4/15(月) 14:01配信

 死刑の執行を直前に言い渡されるのは「法に基づいていない」「尊厳をもって最期を迎えることができない」などとして死刑囚2人が国を訴えた裁判で、大阪地裁は15日、死刑囚らの訴えを全面的に退けました。

 訴状などによりますと、国内で収容されている死刑囚の2人は、死刑執行の告知が執行の1~2時間ほど前である慣習について、「即日告知・即日執行の行政運用で、法により認められた『不服申立等の権利』の行使ができないという不利益を受けている」「心の準備ができず尊厳をもって最期を迎えることができない」といったことから違憲であるなどとして、国に対し、告知後すぐに刑を執行しないことや、損害賠償を求め、訴えを起こしていました。

 これまでの裁判で国側は「前日までの告知で死刑囚が自殺したこともある。また、円滑に刑を執行するため、直前に告知をすることが合理的である」として棄却を求めていました。

 一方の原告側は「前日までに告知することで死や犯した罪と向き合うことができていた」などと反論していました。

 15日の判決で大阪地裁は「本件の訴えは死刑執行を許さないとする効果を生じさせるもので、確定した刑事判決を無意味にするもので許されない」などとして、直前の告知に対する訴えを却下し、原告らが求めていた損害賠償についても「死刑を甘受すべき義務を負う立場で、法的地位ないし利益を有するとはいえない」として訴えを棄却しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae2c226c5fe27ca12f5d87ff2cb0c2ba478eaf8e

 


控訴される可能性があり、確定するかどうかはわかりません。

個人的には、「不服申立等の権利」を主張しての提訴なら、原告側敗訴も当然あり得るだろうな、とは思います。
(死刑判決自体に対する再審請求とは性格が異なる。)

 

ただ、前日までの告知というのも、別に違憲とか違法とされたわけではありません。

事前に家族と面会をしておくとか、献体の手続きをしておくとか、書きかけの写経を完成させておくとか、余裕がある対応とする裁量もあってよいかな、とも思います。

死刑になる前に願いを聞く(叶えられるとは限らないにしても)というのも、洋の東西を問わずありそうな話でもあります。

 

いや、死刑囚が殺した被害者は、家族に会うこともできずに世を去ったのだ、という声はありそうです。

それも当然のこと。

しかしながら、刑罰を受けるのは死刑囚本人だけのはずで、その死刑囚たる親(または配偶者、子どもなど)と引き裂かれるのは家族も甘受しなければならないにしても、「最期の別れ」(前日までなら「最後」でいいのかな?)の機会を家族から奪うところまでは、国家権力が行使しなくてもよいのではないかと思います。

 

ただ、死刑の原因となった殺人が、身内に対して行われている場合もありますし、それでなくても死刑囚となった親(または配偶者や子)には二度と会いたくないというような気持ちの方もあるでしょう。
そういう家族に面会の強制はできません。

 

でも、死刑囚の執行後の遺体(または遺骨)は遺族に引き取られて葬儀が行われる場合もあります。
(そうでないケースもありますが、それなりに国の職員の手数やら費用がかかるということになります。)
総合的に考えて、できれば本人や家族の意向を確認したうえで(言わないでほしいという人もあるでしょう)、前日までに執行日の告知をする、という選択があってもいいように、私は思います。

 

自殺?
裁判確定までに死を選ばれると、事件の真実を明らかにするという意味でも困りますが、死刑が確定した後だったら、やむを得ないのではないでしょうか?
もちろん、通常の監視体制下にあったのなら、という前提ですが。

このあたりを含めて、国民の意見を聴いてみてはいかがでしょうか。

同率の強さ決めは難しい2

実は、前記事の下側の表(2位グループ3チーム)は、2024年日本カーリング選手権(女子)の2次予選リーグの結果と同じです。

 


中部電力SC軽井沢クラブロコ・ソラーレが3-2の同星で並び、この3チームの
この結果、今大会からの「上位3チームが決勝トーナメント進出」という枠(昨季までは4チームが進出だった)からロコ・ソラーレが落ち、優勝の可能性がなくなりました。
結局、3位のSC軽井沢クラブ中部電力北海道銀行を連破し、優勝と世界選手権等の代表権を獲得しました。

 

この決定には、ルール的に問題ありません。

そして、「初陣」の世界選手権で11位(3-9)に終わったSC軽井沢クラブを責め立てるのも、世界選手権等の経験がありながら代表権を獲得できなかった中部電力ロコ・ソラーレを責め立てるのも、あまり適当ではないように思います。

 

ただ、このリーグ戦の結果から最強の3チームを選出するという場合、「2位グループ内の直接対戦結果で順位決定」という方法が最善かどうか、という点では議論の余地はあるような気がします。
たとえば、下側の表のように、上位に対する勝ちを重視する方法。
これは、最上位が(失礼ながら)北海道銀行だから、ロコ・ソラーレの勝利がそれほど大きなものとは思えないかもしれませんが、たとえば海外の大会でホーマン(カナダ)とかティリンツォーニ(スイス)のような鬼強いチームが首位を走っていて、それに予選唯一の土をつけた、というようなことなら、インパクトがあるのではないでしょうか。

 

そういう考え方でいくと、SC軽井沢クラブが4位で予選落ち、という結果もあり得ます。
逆に、下位チームへの敗戦を重視するという方法を採用すると、フォルティウスに負けた中部電力の評価が落ちるかもしれません。
このあたりの、どのランクのチームに勝ったか(負けたか)を考慮するのは、たとえば将棋などのレーティングの考え方に通じるものがあります。

 

まあ、今年の日本カーリング選手権(女子)でいえば、上位は僅差で、どのチームが最強かという点では、ルールに従って優勝したSC軽井沢クラブを挙げるしかなかったとは思います。
たとえば、ロコ・ソラーレがかなりの好調だった頃、2022年のPCCC優勝から翌年のカナディアンオープン優勝あたりだったら、「ロコ・ソラーレが世界選手権に出てたらなあ」という声がもっと大きかったでしょうが。

同率の強さ決めは難しい1

カーリンググランドスラムの今季最終戦、プレーヤーズ・チャンピオンシップ(女子)は、スイスのティリンツォーニ(前記事同様、敬称なしの選手名はチームを表します)が優勝しました。

 

 

なお、トーナメント表を見ると、プールB1位で全体2位のはずのキム・ウンジ(英文ではGimと表示されますが、カタカナではギムではなくキムが妥当なようです)ではなく、プールA2位のヴラノーが準決勝シードになっていますが、このへんの理屈は私にはわかりません。

ともかく、あらためて表を見ると、カナダ4チーム、スイス、スウェーデン、韓国が各2チーム、イタリアと日本が各1チームということで、冬季五輪の参加チームは各国1チームですから、日本が6番目あたりで出場権を獲得してもおかしくないという考え方もできます。
ちなみに、以下は、米国(ピーターソン)、スコットランド(モリソン)までがストレート・インの8番目で、ノルウェー(ルヴィック)、デンマーク(デュポン)までで10か国。

ですが、五輪ポイントでは、これらの諸国に加え、日本はトルコにもリードされていますし、来季は中国も世界選手権には出てくるでしょうから、最終予選(2枠)を考慮したとしても2026年冬季五輪への道が厳しいのはいうまでもありません。

 

ところで、今回のプレーヤーズ・チャンピオンシップのプールBでは、4-1で2チームが並んでいます。
直接対戦結果でキム・ウンジがティリンツォーニに勝っていることから、前者が1位、後者が2位となっています。

カーリングだけでなく、多くのスポーツで同星(同勝率)の場合、直接対戦結果で順位を決めています。
サッカー、バスケットボール、野球、バレーボールなど。
(中には得失点差、得失セット率などを併用する場合もあります。カーリングはコンシード勝ち(負け)があるので、この方法は向かず、3すくみの場合はLSDを併用したりしますが。)

でも、この「直接対戦結果で順位」って、本当に強い方が上に来るのでしょうか?

次の表の上側は、先のプールBと少し似ています(違う部分もあります)。
このような最上位グループで並んだ場合は、直接対戦結果で順位を決めても、まあいいかな、と思います。

 

下側はどうでしょうか。
3-2で並んだ2位グループです。
グループ内の勝敗により、BCDという順位になるのが現行のルールですが、Dは「最強」のAに勝っているという点を評価されてもよいような気もします。

 

(つづく)

GS今季最終戦

カーリンググランドスラムの今季最終戦、プレーヤーズ・チャンピオンシップが行われています。
女子の部には、ロコ・ソラーレも参加しました。

2プールに分かれた予選リーグ(ラウンドロビン)の結果、ロコ・ソラーレは1勝4敗で敗退しました。

 

カナダ4、スイス、スウェーデン、韓国が各2、イタリア、日本が各1ですが、来季の日本はどうでしょう?


(他に辞退がない限り)ランキング上位12チームだけが参加できるので、先のサンシティカップスウェーデン)の準優勝で何とか滑り込んだ形のロコ・ソラーレ

上位者ばかりの相手で、正直、1勝できればよいほうかな、と思っていたら、実際にそうなりました。
(でも、この顔ぶれで1-4というのは、世界選手権の3-9より難しいはず。)

ただ、その1勝の相手がカナダのチーム・ジョーンズ(以下、選手名のみで敬称なしの場合は、チームを指すと考えてください)。
超ベテランのジェニファー・ジョーンズ選手(49)は、今季限りでの引退を表明しています。

 


この表の「ジョーンズ」とあるのは、スキップが彼女だというだけで、他のメンバーは入れ替わっていますが、それでも世界選手権の初代表から数えても20シーズンにわたって活躍し続けてきたのは凄いこと。
これ以外に、グランドスラムの優勝もかなりあるはずです。

 

ちなみに、右端の日本代表ですが、基本的には世界カーリング連盟(WCF)の資料でスキップとされている選手名によります。
林、小野寺、目黒はチーム青森、土屋はチーム長野、小笠原と吉村は北海道銀行フォルティウス)、中嶋と2013年の藤澤は中部電力、それ以外の藤澤はロコ・ソラーレ、小穴は富士急、空欄は日本女子が出場権を獲得できなかった年です。

 

こうして見ると、カナダは表彰台圏内が多いですし、悪くても五輪ポイントの心配のなさそうな順位を確保しています。どのチームが出ても。
「選抜制」はもちろん、ガチで優勝チームが代表、というルールで決定しても、全く問題ないといえましょう。
メダルが取れようが取れなかろうが、やはりカーリング大国です。

 

一方、日本は・・・

まあ、日本カーリング協会JCA)あたりが考えてはいるでしょう。
素人的に突っ込むとしたら、中部電力は中嶋選手がスキップで、北澤選手がフォース(+バイススキップ)専念という方が、少なくとも対外成績はいいんじゃない?
スイープのないフォーススキップの今は、着込んで寒そうにしている印象があるし。

古い発言ですが

けさ(4月11日)の読売新聞より。

 

[検証 万博の現在地]<3>残業規制 現場を直撃…工期切迫 協会と不協和音
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240411-OYT1T50016/

 ゼネコンでつくる日本建設業連合会は22年秋以降、協会に海外パビリオンの工事の発注を急ぐよう促してきた。しかし、今も17か国は施工会社が決まっていない。日建連会長の宮本洋一(76)は「我々の感覚では(開幕に間に合う)期限は過ぎている」と突き放す。

 こうした発言は協会側を刺激している。協会副会長で関西経済連合会会長の松本正義(79)は2月の記者会見で、「建設会社はけしからん。国家プロジェクトの万博を成功させようとコメントしたことがない」と不満を爆発させた。
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けしからん発言だなあ(建設会社ではなく松本氏の発言の方)と思いながら読んだのですが、2月のことだったのですね。
探してみると・・・


「ナニサマなんだ」関経連会長、大阪万博めぐり建設業界に「けしからん」発言「会長のほうがよっぽどけしからん」非難殺到
SmartFLASH 2/12(月) 16:46配信

 2月9日、関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)は、2025年大阪・関西万博をめぐり、建設業界がパビリオン建設などに協力的ではなかったと主張。「建設会社は、『ナショナルプロジェクトの万博を成功させるため、最大の努力をする』とくらいコメントしてはどうか」と述べた。同日、産経新聞が報じた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5998f8318af2306e84f62eceb7fc0f8b0a87f759

 

とありますが、産経よりもこのSmartFLASHの方が詳しかったので、そちらから抜粋。

 

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 京都市で開催された「関西財界セミナー」の記者会見での発言。

 万博に関しては、日本建設業連合会の宮本洋一会長(清水建設会長)が2023年11月27日の会見で、海外パビリオンについて「もうデッドラインは過ぎている」などと、建設が厳しい状況にあると訴えてきた。

 また、2023年10~11月、全国建設業協会が1万8000社あまりを対象にした調査で、9割近くが万博の工事に「興味はない」と回答していたことを、NHKが報じている。

 万博に関連する質問を受けた松本氏は「建設会社は、けしからん。万博を成功させようというコメントはどこにもない」と切り出し、「建設会社の協会トップが。けしからん」とも発言したという。

 一方で、「経済界は最大の努力をしている」と強調。「絶対に万博は成功させなくてはならない」と述べ、「やめるとか延期するとか(言う人がいるが)、新型コロナウイルスの影響で(延期された)ドバイ万博は仕方ないが、今回は絶対に許されない」と語ったという。

 松本会長といえば、1月1日付の毎日新聞のインタビューで、万博の運営が赤字となった場合には「経済界が(穴埋めのために)資金を出すことは難しい」と述べていた。
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まず、
<経済界は最大の努力をしている>という松本氏の発言ですが、「経済界」には建設業界は入ってないんですかね?
逆に、松本氏の会社って、建設業もやっていたはずですが。
(会社概要によると、土木工事業建築工事業、とび・土工工事業、電気工事業管工事業鋼構造物工事業、舗装工事業、内装仕上工事業、機械器具設置工事業、電気通信工事業、水道施設工事業、解体工事業などの許可を受けている。)

まあ、そのあたりは、自分のことは棚に上げてのご発言ということで、進めましょう。

 

<「もうデッドラインは過ぎている」(昨年11月の日本建設業連合会の宮本洋一会長)などと、建設が厳しい状況にあると訴えてきた>
という件は、万博を失敗させようというのではなく、資材や人手の確保が難しい中、(主催者や参加各国が)急がなきゃ間に合わないよ、という悲鳴のように思われます。

 

全国建設業協会が1万8000社あまりを対象にした調査で、9割近くが万博の工事に「興味はない」と回答>
というのは、民間の営利企業である以上、開会までの完成や採算性に疑問のあると(各経営陣が)判断した事業に消極的になるのは当然のこと。
(ちなみに「1万8000社あまり」というのが全国の中小企業等も含むとしたら、関西から遠方で、かつ大阪近辺に拠点もないような企業も多いでしょうから、能力的に無理というか視野の外と考える会社が9割あっても不思議ではない。建設業界って、会社数でいえば中小、零細は多いと思います。)

経営を悪化させる危険性が一定程度以上あると思われる場合、「国策」だからといって無理に参加したら、株主等から責任を追及されたりもしますよね?


まあ、それはともかく。

期日に間に合うかどうか、出来栄えがどうか、労務管理等において法令を守れるか、等については、周囲のムードに流されて判断してはいけません。
国家プロジェクトだろうが、国や自治体トップの意向だろうが、間に合わないものは間に合わない、できないものはできない、といわなければ無責任です。

トップに忖度して「短期間でウクライナを征服できます」といって失敗したのがロシアの政権や軍部の幹部たち。

今さら万博を中止または延期というのは、たしかに国際信義上困難だとは思いますが、「難しい」という所見自体は、現場に近い人間から発信する必要があります。
それで権限ある人がどう判断するか、縮小などの変更を検討するか、別の対策を考えるか、というようなことについては、その役職や機関の責任で決断することでしょうが。

マイナ保険証利用促進で一時金

「マイナ保険証」利用促進 最大20万円の一時金支給へ 3月の利用率は5.47%と伸び悩み
TBS NEWS DIG Powered by JNN 4/9(火) 13:22配信

「マイナ保険証」の利用率向上のため、厚生労働省は利用者が増えた病院に対し、最大20万円の一時金を支給することを明らかにしました。

政府は、今年12月2日からは健康保険証を新たに発行しないことを決めていますが、今年3月時点の「マイナ保険証」の利用率は前の月から0.48ポイント増の5.47%にとどまっています。

武見厚生労働大臣
「本年5月から7月までをマイナ保険証利用促進集中取り組み月間として、医療DXのパスポートとなるマイナ保険証の利用促進に全力を挙げて取り組みます」

武見厚生労働大臣は、医療機関での患者への「マイナ保険証」の利用の呼びかけやチラシの配布など、利用率向上のための取り組みを来月から7月まで集中的に行うことを明らかにしました。

そのうえで、この期間に「マイナ保険証」を利用した人数の増加に応じて、▼クリニックに対しては最大10万円、▼病院に対しては最大20万円の一時金を支給することとしました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/503dfa21405aabce215a991d38ab8d9b9fc38e61

 


これ、医療機関から患者に圧力かけさせる、ってこと?

マイナ保険証で、こんなしょうもない金の使い方するのなら、マイナカードの情報安全性を高める工夫とか、もっと国民に理解が得られそうな使い方があるでしょう?

 

厚労省が自由に使える金があるのなら、いっそ(今回の報酬改定でまさかの基本単価減額になった)訪問介護の報酬を1単位でも上げてほしい。
(1割負担などの枠外で)

2024世界選手権(男子)終了

世界カーリング選手権(男子)はスウェーデンが優勝。
以下、カナダ、イタリア、スコットランドなど、ランキングの高いチームが上位に入りました。
まあ、ドイツが出来がよく、スイスが多少、出来が悪かったぐらいか。

 

 

・世界カーリング選手権・女子(3/16~24)日本は11位(五輪ポイント3)
・世界カーリング選手権・男子(3/30~4/7)日本は11位(五輪ポイント3)

4人制日本代表チームは、男女とも同じ勝敗、順位となりました。

 

今後の主な予定
・世界ミックスダブルスカーリング選手権(4/20~27 スウェーデン
 (日本代表:上野美優・山口剛史組)

 

4人制とミックスダブルスはけっこう別のスポーツという面もありますし、どうなるかはわかりません。
ただ、昨季に松村千秋・谷田康真組が2位に入ったような活躍は、あまり期待できないかな、と思っています(この予想を裏切って上位に進出してくれたらうれしいですが)。

 

そして来季になりますが、4人制男女については、今秋にPCCC(パンコンチネンタル選手権)が行われ、だいたい5位以内に入った国または地域が、2025年世界選手権の出場権を獲得します。来季は中国が下部リーグから上がってくるので、日中韓米加(順不同)が上位を占めると予想されますが・・・ニュージーランドに星を落とさないように注意。
(厳密には、たとえば女子の開催国は韓国なので、韓国がPCCCで6位以下になった場合は、日本は4位以内に入らないと出場権が得られないということにはなります。ただ、韓国女子がニュージーランドより下になるということは考えにくいので、この点については無視していいでしょう。)

 

世界選手権の2025年の順位により与えられる五輪ポイントと、2024年のポイント(3)を足した順位で8位以内(これも開催国イタリアは8位以上に入るだろうという前提)に入れば、2026年冬季五輪にストレート・イン。

9位以下なら、世界最終予選で2位以内に入る必要がありますが、それも五輪ポイントで13位以内に入っておかないと、最終予選の前の予選から勝ち抜いていかなければなりません。